東京湾黒鯛研究会オフィシャルサイト

会長からご挨拶


東京湾黒鯛研究会のHPにお立ち寄り頂きありがとうございます。 私が初めて黒鯛を釣ったのは神奈川県逗子市の磯でサナギ餌の浮釣りでした。
45cm程の黒鯛を釣り上げ今でもその時の感動ははっきり覚えています。当時私は中学生で電車釣行でした。そして帰路途中の金沢八景駅から乗り込んで来た釣り人と隣合わせになり、なんとその人は私と同じ位の黒鯛を5枚も持っていたのです。
釣り場は野島防波堤でした。
品川駅に着くまでずっと話をしていたと言うか?質問責めだったと思います。それから野島防波堤通いが始まり3回目の釣行でやっと黒鯛を手にする事が出来ました。
そして現在迄私の黒鯛釣りもあっと言う間に半世紀を超えてしまいました。

会長


私が始めた昭和40年代、魚釣りは釣りを楽しむと言う事と釣った魚を食すると言う二つの目的で釣行するのが大半だったと思います。
ちょうどその頃からルアー釣りが流行り出しキャッチ&リリースなんて言葉も聴かれるようになった時代です。
日本古来の釣りでは中々浸透しなかったキャッチ&リリースですが淡水魚ではヘラブナ、海水魚では黒鯛が先駆者的な魚種だったと思います。
特に黒鯛は浅い海域に生息していて浮き袋が飛び出したりする事も無く釣り上げる事によりダメージが少なかったと考えます。
現に当会で13年間行って来た「タグ&リリース」(釣り上げた黒鯛にタグを付け移動調査)では午前中にリリースした魚が同日の午後また釣られたり一年後や二年後に捕獲されたりと言う結果が出ています。余談ですが午前中に私が釣ってタグを付けリリースした同じ固体を午後また私が釣った事があります。
これって釣果は一枚か二枚かはどちらなのでしょうか?
日本古来の釣りは年齢の高い方が多いように思われますが防波堤のヘチ釣りは意外と若い人にも受け入れられている様で嬉しい限りです。
当会の「ヘチ釣り講習会」に参加された方に聞いたところ、フィールドが同じルアー釣りに来てヘチ釣りを見て関心を持ったと言う若者が多い様です。釣具もシンプルで釣り場も都市部から近く見た目も立派な黒鯛が釣れれば申し分ありません。こんな防波堤のヘチ釣りを皆で盛り上げて行きましょう。
東京湾の各釣り場には三角の当会ワッペンを付けた会員が釣行していると思います。釣り場でお会いしましたら気軽に声をかけて下さい。お互いに情報交換出来れば幸いです。
東京湾黒鯛研究会、今後とも皆々様のご理解、ご協力、ご支援、宜しくお願い申し上げます。

東京湾黒鯛研究会:会長 佐藤 達夫